名前を大切に

皆さんは自分の名前をしっかり書いていますか。

教職についていた頃、最初の授業参観は「自分の名前の意味を調べて、名前物語を作ろう」という授業でした。保護者の方々はそれぞれ自分のお子さんの所に近寄って一緒に漢字辞典や国語辞典をひいたり、名前の由来を話して下さったりしていました。保護者会後、お母さん方から早く自分の子が作った物語が読みたいという声がかえってきました。仕上がった物語は各家庭に持ちかえっておうちの人にみてもらいました。どの子も前向きな明るい作品でした。自分の名前がもっと好きになったという声がたくさんありました。テストでもしっかりと名前を書くようになってきました。

今、難しくて読めない名前が沢山ありますが、ご両親がお子様のよりよい成長を願ってつけた名前だと思うと、感慨深いです。小学校1年生に聞いてみると「自分の名前漢字で書けるよ」と言う子が沢山います。それだけ自分の名前になじんでいるのです。恐らくお母さん方もお子様の名前を何百回となく書いていることでしょう。

自分の名前に誇りをもって、名前を書く欄にしっかりと大きく書いてもらいたいと思う今日この頃です。

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